▽植物とながく暮らして頂くために▽
※編集中です↓
▽置き場所のこと▽
植物にとってもっともよい環境は一日を通して
穏やかな日差しがあたり風通しのよい屋外です。
東向きがもっとも適しており、南や西向きの場合は
夏の直射日光で葉焼けや水切れを起こしてしまう可能性が高いので すだれや寒冷紗などで日除けをしてあげられる環境を整えてあげることをおすすめします。
また様々なお客様の植物のメンテナンスをした経験から
窓辺の風が通る場所であっても植物(盆栽)を
ずっと室内で育てることは難しいと考えています。
室内で楽しむ場合は2~3日など鑑賞するときだけにし、湿度の多い地域では梅雨~真夏に空調のきいていない締め切った室内に置きっぱなしにすることは
絶対にやめましょう。
植物が本来どのような環境で育ってきたのかを理解し
できるだけ育ってきた環境である「屋外」で寒暖差や
空気の循環を感じさせてあげることが大切です
なお、鉢を地面に直置きすることは
夏の高温などにより根を痛める・虫がつきやすいなどの面からよくないので地面から30cm以上高さのある
植物育成棚などに置くとよいでしょう。
(木製の棚は虫やムレの原因になるのですきまのあるステンレスラックなどがおすすめです)
ベランダの場合は、室外機の風が強く当たる場所は
避けましょう(室外機の上は可)
強風や数日に渡る長雨の場合は軒下や室内に避難させるなどしてあげましょう
●冬越しについては「冬越しについて」をご覧ください
▽お水やりのこと▽
土や苔の表面が乾いてきたら底穴から抜けるまで
たっぷりとお水をあげましょう
乾くペースは環境や季節、植物の状態によっても
変わるため日々観察をして頻度をつかみましょう
※観葉植物やサボテンなどよりもお水を好む植物が
ほとんどです
【季節ごとの水やりの目安 】
〇春(芽吹き始めの頃~梅雨前頃)→「1日に1回」
春は強風の日が多く 休眠をあけて急に乾き始める
時期なので水切れに注意 しましょう
〇夏は気温が高く水分の蒸散が早いため
「朝夕の涼しい時間に1日2回たっぷりと」
ただし 寒冷地などは1日1回 で越せる場合もあります
※日除けをしていただいた方が蒸散が緩やかになります
〇秋(夏を過ぎ涼しくなりはじめて~休眠まで)
→「1日に1回」
〇冬(落葉後~芽吹く前の寒い時期)
→「2~3日に1回 」
冬はあたたかい時間にあげましょう
温室や半室内に入れている場合などは上記と異なる
※乾き始めたらたっぷりとお水を与えることで
根が水分だけでなく酸素も吸収してくれ元気に
育ってくれます
※受け皿に常に水がたまっている状態は
根が酸欠状態になったり水に菌が繁殖するなど
根腐れの原因となりますので避けましょう
●ご旅行時の水やり対策は「こちら」を参照ください
▽肥料のこと▽
肥料を適切に与えることは木々の体力をつけることに繋がり花付き花持ちがよくなる・葉の色艶がよくなる、 根張りがよくなるなどが期待できます
【時期】春と秋(芽吹き~梅雨前の頃と9月~11月 頃)
※植え替え直後は1か月後から与えること
※夏と冬は控える
【頻度】
●液肥:1‐2週間に1回適切な濃度に水に薄め与える
●固形肥料:1-2か月に1回肥料カプセルなどに
入れて与える
※液肥か固形肥料どちらかやりやすいほうでよいが、いずれにしても濃度を濃くしたり与えすぎることは植物が弱ることがありますので注意しましょう)
※液肥は即効性があるが持続性がない為こまめに与える。固形は緩効性でゆっくりじっくり効くという特性の違いがあります。
※サプリメント的な働きをする活力剤(活性剤)を
植え替え後や夏バテ対策として与えることも効果的です
▽植え替えと土のこと▽
植え替えは 鉢の大きさが直径20cmくらいまでのものは 「根切り」を伴う植え替え作業を2~3年に1回行います。根をほぐし根を整えること新しい土で同じ鉢に植え替えることで植物を大きくすることなく長年育てることが可能になるのですが、この植え替えを怠ってしまうと「走り根」と呼ばれる太くて長い根が成長し細かい根が成長しないということが起こることもあり、また単純に根詰まりの原因にもなりますので定期的なメンテナンスが必要になります。
【植え替えの適期】
冬から春に向かい植物の芽が膨らむ始める芽吹き前がよい時期です。落葉樹>常緑樹が寒さに強い順になります。
●落葉樹の植え替え目安:
3月(北海道、東北、信越などの寒冷地は4月)
●常緑樹の植え替え目安:
4月(北海道、東北、信越などの寒冷地は5月 )
【方法】
鉢から出し根をしっかりほぐして土を8割ほど落とし
根の長さ、量を鉢に入れて一回りくらい余裕がある程度に切り新しい土で また同じ鉢に植えこみます。
鉢を大きくする必要はありませんが鉢の雰囲気を
変えたい場合は鉢替えをします。
●山野草の場合は株分けをして植え替えを行いますが
山野草鉢の場合 長年鉢に入っている雰囲気の方がより
自然に近い雰囲気になりかっこよいので、根をほぐしすぎずにした部分の根のみを切り整え新しい土を足してあげるような方法をとってもよいかと思います。